CS2やVALORANTから『サドンアタック:ゼロポイント』(SAZ)に来た人が最初に戸惑うのは、走りながら撃つと当たらないことです。この記事は、初日の2時間で対人戦に出られる状態になることだけを目標にしています。
SAZは2026年7月30日(木)よりSteamで早期アクセスが始まります。基本プレイ無料・日本語フル対応(UI・音声・字幕)です(詳しくはリリース日・早期アクセスまとめ、動作環境や起動手順は始め方・動作環境)。なお原作『サドンアタック』は2005年に韓国でサービスを開始し、日本でも2007年から2019年9月まで運営されていました(韓国版の歴史)。
1. 最初にやるべきこと|初日に触る設定は3つだけ
初日に決めるのは解像度・FOV・感度の3つだけで十分です。残りはおすすめ設定・感度にまとめています。
- 表示まわり: 言語を日本語にして再起動、ディスプレイモードは全画面、フレームレート制限は上限の200、垂直同期OFF、FOVは最大の120。SEは100固定にして足音情報を落とさないこと
- 感度: CS2の感度をそのまま持ち込めるかは要確認ですが、まずは cm/360(マウスを360度振るのに必要な移動距離)を揃えるのが最短です。CS2の cm/360 は
2.54 × 36000 ÷ (DPI × 感度 × 0.022) で求められます。この値を練習モードで再現できるSAZ感度に合わせ、以後は当分触らないこと。感度をいじり続けるのが一番上達を遅らせます
- 武器カスタマイズは後回し: 武器レベルに応じてバレル・スコープ・ストック・グリップなどのパーツが解放され、反動やリロード速度、外見を調整できます。ロードアウト(Loadout)はプリセット保存に対応しています(武器カスタマイズシステム解説)
初期キー配置(実機確認)
キー設定はデフォルトのままで問題ありません。他FPSと違う点だけ押さえておいてください。

移動はWASD、しゃがむがLeft Ctrl、歩く(静かに移動)がLeft Shift、ジャンプがSpaceです。特徴的なのが「振り向く」のFで、押すと後ろを向けます。背後を取られたときの反応が速くなるので、存在だけ覚えておくと役に立ちます。
2. 最初に選ぶ武器|初日はM4A1の1丁だけ
メイン武器(Primary Weapon)は13種ありますが、初日は M4A1 1丁だけ使ってください。精度80・安定79と扱いやすい方向にまとまっていて、ストッピングの成否がそのまま結果に出るので上達が早くなります。
AK-47はダメージ45とAR最高の威力ですが、その分の反動があります。止め撃ちが身についてから乗り換えると、威力の恩恵がはっきり分かります。
余裕が出てきたら次の2つに手を伸ばしてください。
- M24: スナイパー入門に最適。ダメージ100・精度100で胴体一発キル、機動力もAWPを上回り再照準が速い
- KRISS / MP5: 後述のP90が解放されるまでのSMGのつなぎ。どちらも機動力60で軽快です
投げ物も早めに触っておくと差がつきます。Flashbangは爆破サイトへの突入とTDMの狭所突破、Smokeはスナイパーのロングレーン切り、Fragは動かない定点を退かす用途です(近接・投擲武器)。
3. ストッピング(止め撃ち)|SAZで最初に覚える技術
SAZは移動中に射撃精度が低下し、立ち止まることで射撃が安定する仕様です。足を止めてから撃つ「ストッピング」が、撃ち合いのすべての土台になります。
止まれたかどうかは画面と音でわかる
移動中は照準の視界がぼやけ、止まると一息つくようなSEが鳴ります。この2つが、いま自分が止まれているかの指標です。「ボケが晴れてSEが鳴ってから撃つ」——これを守るだけで初日の当たり方が変わります。
なお、SAZにクロスヘアの開閉(拡散表示)があるかは当サイトでは未確認です。判断はボケとSEで行ってください。しゃがみも射撃精度を高める手段として機能するので、遠距離の撃ち合いでは併用しましょう。
ストッピングの指の動き
- 移動キー(例:D)を押しっぱなしで角に接近する
- 敵が見える1歩手前で、Dから指を完全に離す。このとき他の移動キーも押していないことを確認する(WとDの同時押しから片方だけ離すと斜め移動が続き、精度は戻りません)
- 画面のボケが晴れ、停止SEが鳴るのを待つ。CS2の感覚で「キーを離すのと同時に撃つ」と、SAZではまだ弾が散ります。1テンポ待つのが正解です
- そこで左クリックを2〜3発だけ
- 撃ち終わったら再び移動キーを押して遮蔽に戻る
逆キー(カウンターストレイフ)は効くのか
SAZで逆キー入力による急停止が機能するかは、当サイトでは未検証です。ただ、答えは自分で5分で出せます。
まずキーを離すだけで撃つ。それで散るようなら、離した直後に逆キーを1回だけ軽く叩く(押しっぱなしにすると逆方向へ動き出して余計に散ります)。練習モードで壁の同じ点を狙い、それぞれ10発ずつ撃ち比べてください。弾痕の広がりが明らかに狭いほうが、あなたの環境での正解です。当サイトでも実機で確認でき次第、本記事に追記します。
4. 練習モード・Bot戦|対人戦に出る前の30分
いきなり対人戦に行くのが不安な人向けに、以下のコンテンツが用意されています。
| コンテンツ | 内容 | おすすめの使い方 |
|---|
| 練習モード(Practice)/射撃場(Shooting Range) | 武器を自由に試せる練習環境 | 壁の1点を狙ってフルオートで30発撃ち、弾痕がどの方向へどれだけ流れるか見る(SAZのリコイルは上方向)。次にその弾痕が縦一直線に収まるようマウスを下げながら撃つ。3発→5発→10発と伸ばし、自分が制御できる上限発数を把握する |
| Botチームデスマッチ(Deathmatch (Bot)) | Bot相手のTDM | キル数ではなく「撃つ前に止まれた回数」を数える。10回中8回止まれたら対人戦へ |
| Bot爆弾解除 | Bot相手の爆弾解除モード | 爆破ルールの流れとマップ覚え |
公式もBotチームデスマッチを新規プレイヤーのオンボーディング用と位置付けています。特にクロスポートはルート把握の難易度が6マップ中でも高めなので、対人戦の前にBot戦で構造を覚えておくと事故が減ります(マップ一覧)。
目安として、Bot戦で「止まってから撃つ」が意識せずできるようになるまで30分〜1時間。そこまで来たら対人TDMに出て構いません。角から出る→止まる→撃つ→引く、を一連で通せるようになるには数日〜数週間かかります。原作プレイヤーの証言では、習得に時間がかかるとされてきた技術です。
5. 対人デビュー|チームデスマッチ(TDM)
5vs5でキル数を競うルールで、先に規定キル数(CBTでは80キル)に到達したチームが勝利します。リスポーンがあるため死んでもすぐ復帰でき、撃ち合いの練習に最適です。対応マップはウェアハウスとサドン村の2種で、いずれも近接戦闘(CQB)特化。取り回しの良いP90やKRISSといったSMG系が活きます(チームデスマッチ解説)。
6. 本命の爆弾解除モード(爆破ルール)
原作から続くSAZの看板ルールです。5vs5で攻撃側と防衛側に分かれ、攻撃側はマップ内に2か所ある爆破サイト(A/B)のいずれかにC4を設置して起爆させれば勝利。防衛側は設置を阻止するか、設置されたC4を解除すれば勝利です。試合は攻守を入れ替えて2度のBO5戦を行う形式で、C4設置エリアには視覚的なインジケーターが追加されています。

このモード最大の特徴は、ラウンド中に復活できないことです。1人が倒された時点でそのラウンドは人数不利が確定するため、「キルを取ること」より「死なないこと」が優先されます。詳細は爆破モードとはへ。
なお、旧作の「奪取ミッション」にあたる奪取モードは早期アクセス開始時点では未収録で、2026年ロードマップのシーズン3で実装予定です。今は関係ありません(奪取モードとは)。
マップは近接戦闘特化の2種と爆弾解除用の4種の計6種。味方とのコールは初日は不要で、使うとしても「A」「B」「ロング」「ショート」の4語で足ります。原作由来の定点名を覚えるのは、マップの形を覚えてからで十分です。
7. 初心者がやりがちな失敗
抽象的な「立ち回りを意識しよう」では直せないので、具体的に書きます。
- 移動しながら撃ち続ける: 照準は敵に合っているのに弾だけが周囲へ散ります。SAZで最も多い負け方です
- 止まっても撃ち切る: ストッピングは反動制御とセット。SAZのリコイルは上方向が基本なので、フルオートで撃ち切れば止まっていても散ります。数発ずつ丁寧に
- 削れた体のまま前に出る: 爆破はラウンド中に復活がないので、被弾を抱えたままの撃ち合いは一方的に不利です。体力が減ったら前線から下がり、味方の後ろで角待ちか情報役に回る。これがSAZ版の体力管理の実体です
- クロスヘアが床を向いている: 角を曲がる前に、曲がった先で敵の頭が来る高さに照準を置いてから曲がる。これだけで必要なエイム移動量が激減します
- 壁にべったり張り付く: 張り付くと敵が視界に入った時点で至近距離になり、大きな照準移動を強いられます。少し離れて構えるほうが有利です
- 走りっぱなしで移動する: 自分の位置を教えるうえに、自分の足音で敵の音が聞こえません。復活のない爆破では音の価値が特に高いので、「聞く」より先に「出さない」を覚えてください
- 単独で突出する: 1人倒されると即人数不利になるのが爆破です。ラウンド開始時に味方と担当サイトを分担し、味方から数秒で到達できる距離を保ちましょう
- 設置後に敵を探しに行く: 攻撃側は設置した瞬間、目的が「倒すこと」から「時間を守ること」に変わります。こちらから探しに行かない
8. 階級とランクマッチ|P90が使えない理由
「なぜP90が選べないのか」で必ずつまずくので書いておきます。SAZの一部の武器やキャラクターは階級の昇格で解放されます。
| 階級 | 解放されるもの |
|---|
| 上等兵・兵長 | キャラクター Red Wind |
| 少尉II | P90(SMG) |
| 少尉III | Super-Shorty(サブ武器) |
| 少尉IV | Tiger Stripe(近接武器) |
CBTの4日間では少尉台に到達するプレイヤーが多く、少尉IIIからの昇格に必要な経験値は22,000(画面表示: 19,334/22,000)でした。P90はTDMで特に強力なので、そこまではM4A1・AK-47やKRISS・MP5で階級を上げるのが現実的です。
キャラクターは性能差がなく見た目だけとみられるので、初日は好きなものでOK。ランクマッチは階級とは別のシステムなので、慣れるまで触らなくて構いません(詳細は階級と最高階級・キャラクター一覧)。
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出典: ファイナルCBT(2026年7月9日〜13日)での実機プレイ。モード・マップ構成はネクソン公式プレスリリースおよびSteam公式アナウンス「Start of Final CBT」。ストッピングの仕様(移動中の精度低下、照準のボケと停止時のSE、しゃがみによる精度向上、キャラコン非搭載)はGame*Spark 先行プレイレポートおよびAUTOMATON 試遊感想(いずれも2026年7月時点)。原作の日本版サービス期間は韓国版の歴史を参照